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 神社で行われる毎年恒例の祭典に対し、皆様各位の個人的な祈願をする神事を「御祈祷/ごきとう」と申します。御祈祷は社殿でお祓いを受け、住所・氏名・願意を含めた祝詞を奏上申し上げます。
 初宮参りや七五三詣で等のお祝い事、厄祓いや交通安全など特別なご祈願がある時は、社殿に上がって御祈祷を受けられます事をお勧め致します。御祈祷は下記の祈願内容が一般的でございます。
【神社社殿でのご祈願】
家内安全 商売繁昌 五穀豊穣 身体健全 厄祓祈願
厄難消除 必勝祈願 八方除け 除災招福 合格祈願
学業成就 子授祈願 初宮参り 七五三詣 十三参り
交通安全 旅行安全 神棚奉賽 魂入魂抜 病気平癒
諸願成就 心願成就 おしら様 年祝祈願 良縁成就
事業安全 各種清祓 選挙当選 神前結婚 郵送祈祷
 上記の他、どのようなご祈願でもお受け致します。
初穂料(祈祷料・玉串料)はお気持ちで結構ですが、ご参考に下記の通りの祈祷名称に区別し、ご祈願者の大神様に捧げる真心の大きさを祝詞を通してお伝え申し上げます。御祈祷後、各ご祈願に合わせた授与品(神札・お守り等)をお渡し致します。
 ■ 小祈祷 初穂料3,000円以上奉納
 ■ 並祈祷 初穂料5,000円以上奉納
 ■ 中祈祷 初穂料10,000円以上奉納
 ■ 大祈祷 初穂料20,000円以上奉納
 ■ 別大祈祷 初穂料30,000円以上奉納 (10日間)
 ■ 特別祈祷 初穂料50,000円以上奉納 (30日間)
 ■ 特別大祈祷 初穂料100,000円以上奉納 (100日間)
※別大祈祷以上は上記期間中毎日ご神前にご祈願申し上げ、更なるご神恩を戴かれる様お祈り申し上げます。ページトップへ
名称 内容
安産祈願(あんざんきがん) 一般的に妊娠5カ月目の(いぬ)の日を選んで祈願し、祈祷を受けた岩田(いわた)(おび)(さらし木綿)を巻きます。当社祭神「神功皇后(じんぐうこうごう)」のご神徳が顕著で、摂社の綴子岩谷観音堂(いわやかんのんどう)は霊験あらたかで往年賑わいをみせたと言われています。
初宮参(はつみやまい) 一般的に男子32日・女子33日目以降に氏子(うじこ)()りの宮参りをし、健全な成長を祈ります。日取りは地域差がありますが、赤ちゃんの体調に合わせてお参り下さい。ご神木「千年(せんねん)(かつら)」により、お子様に更なるご加護を授かり下さい。
七五三詣(しちごさんもうで) 男女とも3歳は(かみおき)置、男子の5歳は袴着(はかまぎ)、女子の7歳は帯解(おびと)きのお祝いとして参拝し、千歳飴(ちとせあめ)をいただき更なる成長を祈ります。
十三参(じゅうさんまい) 子供から大人への変換期に、体力と知力を授けていただくお参りです。生まれた年の干支が、初めて巡ってくる年に行われるのが十三参りです。男女の別なく、知恵と福徳と健康を祈願します。
厄祓祈願(やくばらいきがん) 男女とも厄年にあたる時、神社でお祓いを受けます。特に男の25・42・61歳、女の19・33・37歳は大厄といい医学的にも曲り角の時期であり自重を要します。当社祭神「須佐之男神(すさのおのかみ)」により災厄(さいやく)を吹き払い下さい。
厄難消除(やくなんしょうじょ) 厄年に当たらなくとも気持ちに不安がある場合や、災禍(わざわい)が多くふりかかる場合にもお祓いを受け、元の清浄な状態にお清め申し上げます。
年祝祈願(としいわいきがん) 還暦以降はお祝いの歳となります。古稀(こき)(70歳)、喜寿(きじゅ)(77歳)、傘寿(さんじゅ)(80歳)、米寿(べいじゅ)(88歳)、卒寿(そつじゅ)(90歳)、白寿(はくじゅ)(99歳)、上寿(じょうじゅ)(100歳)の節目を家族で祝い、更なる健康と家族の絆をお深め下さい。
八方除(はっぽうよ) 家相や方角、年回りから来る様々な災いを祓う祈願です。厄年と同様に清々しく一年を過ごせる様お祓い申し上げます。
必勝祈願(ひっしょうきがん) 当社主祭神「八幡山大神(はちまんやまおおかみ)」の最たるご利益(りやく)です。全ての事柄にあたりますが「勝つ」という事はあらゆる祈願の成就(じょうじゅ)を表わし、祈願者の願いの成就は全てここに集約されます。いにしえの綴子八幡信仰(つづれこはちまんしんこう)の根本がここにあります。
家内安全(かないあんぜん) 全てのご祈願に含まれます。ご家庭内が安泰である事が全ての幸福に通じます。年に一度は家運隆昌・家族の健康を祈りご祈祷を受けましょう。
商売繁昌(しょうばいはんじょう) 家内安全同様に仕事が順調でなければ幸福は訪れません。家内安全に合わせ商いの繁昌も祈り一家の繁栄を祈願いたしましょう。
五穀豊穣(ごこくほうじょう) 日本人の主食であるお米を始め、貴殿でお作りのあらゆる作物の豊穣を祈願いたします。当社例祭は豊穣祈願祭(ほうじょうきがんさい)であり、綴子大太鼓は雨乞(あまご)いの祭りです。その年取れた初物を神前に供え、来年の豊作を祈願いたします。
身体健全(しんたいけんぜん) 家内安全と共にご家族の健康を祈願いたします。神宿る神前で祈願をし、その大いなるお力をお授かり下さい。
除災招福(じょさいしょうふく) 災いを除け招福を祈ります。()(かれ)れると災いが起こりやすくなります。清めの祓いを受け清浄な状態にし、綴子大神様の福をお授けいたします。
合格祈願(ごうかくきがん) 高校大学の入試合格はもちろん、就職難の現代は就職・資格試験や採用合格の祈願も多く見受けられます。当社では江戸時代より内館塾(うちだてじゅく)で初等教育を施し、学問芸術のご加護も幅広く知られております。
学業成就(がくぎょうじょうじゅ) 内館塾の二先哲(にせんてつ)般若院英泉(はんにゃいんえいせん)宮野伊賢(みやのいんけん)」のご守護を祈り、様々な学びのご加護を授かる様祈願いたします。
子授祈願(こさずけきがん) 当社創建時から見守る「千年桂」は子供のご利益があり、今も昔も熱心に祈願する方がおります。ご祈祷に合わせご神木のお力もお授かり下さい。
交通安全(こうつうあんぜん) 車はもちろん運転者は安全運転の誓いも新たにお祓いいたします。交通の神「厳島姫神(いつくしまひめがみ)」「神功皇后(じんぐうこうごう)」のご守護を祈り、交通安全守りと特製ステッカーを授与いたします。
旅行安全(りょこうあんぜん) 旅行中の安全と無事帰宅を祈願いたします。見知らぬ土地で目に見えない災いに逢わない様、とり憑かれない様に当社のお守りを授与いたします。
神棚奉賽(かみだなほうさい) 新築や家移り等で神棚を新しくする際、ご祈祷を受け新たなご加護を祈ります。いわゆる魂入(たましいい)れと称し、神棚に神札と共にお力をお入れいたします。
魂入魂抜(たましいいれたましいぬき) 神棚以外にもあらゆるものをお祓いいたします。日本では古くから愛着のある物・大事な物・世話になる物に魂が宿ると考えられ、丁重に魂のお祓いがされます。対象の品を神前に奉奠(ほうてん)し祈願内容を奏上してご加護を祈ります。魂抜きの場合は祈祷後にお焚き上げします。
病気平癒(びょうきへいゆ) 医療技術の進化した現代においても、不思議な力は存在を認められています。病は気から、気枯(きが)れ((けが)れ)を祓い神のご加護を祈ります。特に当社祭神「少彦名神(すくなひこなのかみ)」の医薬のご利益を祈願し、病気に勝つ様長期の祈願もお受けいたします。
諸願成就(しょがんじょうじゅ) もろもろの祈願がある方や、祈願内容を伏せたい方のご祈祷です。祈願絵馬に具体的内容を記し、神社に納める方が多く見られます。
心願成就(しんがんじょうじゅ) 特に心に強く願う想いがある方のご祈祷です。この場合数日かけて祈願し、お百度参りは今も強く残る日本人の祈りの姿です。
おしら(さま) 家の守り神で様々な信仰があり地方により異なります。神前に奉奠し金幣(きんぺい)の儀により新しいお力を吹き込み、各家庭をお守りいただく様に祈願いたします。
良縁成就(りょうえんじょうじゅ) 当社祭神「伊弉諾神(いざなぎのかみ)伊諾冊神(いざなみのかみ)」の夫婦神(めおとがみ)の様に、良き縁に恵まれます様祈願いたします。ご神木「千年桂」にはその昔、若い男女の恋物語が言い伝えられています。
事業安全(じぎょうあんぜん) 一世一代の事業起こしや、事始(ことはじ)めに合わせて祈願します。開拓神(かいたくしん)である「日本武尊(やまとたけるのみこと)」や導きの神「猿田彦神(さるたひこのかみ)」などのご(しん)(とく)を仰ぎます。
各種清祓(かくしゅきよはらえ) 神道の本義は目に見えない罪穢(つみけが)れを祓い、元の清浄な状態に戻す事にあり、その上でご加護を祈り大御光(おおみひかり)をいただきます。
選挙当選(せんきょとうせん) 自身の決意を神前にて誓うと共に、その決心の清浄さを世間に知っていただく効果も神社にはあります。神社を崇敬するという事は、身の潔白を世間に知っていただき信用を得る事に通じ、更なる守護をいただかれます。
神前結婚(しんぜんけっこん) 様々な結婚様式がある現代ですが、氏神様のお守りにより成長しこのよき日を迎える為、日本古来の神前結婚式を和装で挙げるのが本義であります。両親親族に支えられ今の自分があり、地域社会の一員としての自覚認識を新たにする意味も含め幸福な一生を祈ります。又、お二人だけの結婚奉告祭(けっこんほうこくさい)も手軽さでは多く見受けられます。金婚(きんこん)銀婚式(ぎんこんしき)の節目にも奉告参拝をして誓いを新たにしましょう。
郵送祈祷(ゆうそうきとう) 直接神社に来てご祈祷を受けるのが困難な方には、代理参拝や郵送祈祷にてご祈願申し上げます。ご祈祷後に守札を郵送申し上げます。
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【出張祭典でのご祈願】
解体清祓 地鎮祭 上棟祭 竣工祭 新宅祭 神道葬祭

 

解体清祓 ( かいたいきよはらえ )

いわゆる 魂抜 ( たましいぬ ) きにあたり、古くなった建物を取り壊す際、長年共に慣れ親しんだ愛着と取り壊しの事情を奉告し、 ( わざわ ) いや ( たた ) りの無い様祈願いたします。増改築や敷地内のあらゆる 神宿 ( かみやど ) りの物(井戸・便所・門・堀・池・庭木等)も同様であります。

地鎮祭 ( じちんさい ) 建物の新築にあたり、工事の安全を土地の神様に祈ります。一生に一度の大行事である建物の新築ですが、土地の神々に敬意をはらい丁重にご祈祷を行なう事が、変わらぬ日本の統文化として今に伝わります。
上棟祭 ( じょうとうさい )

基礎工事が終わって柱が立ち、棟木(むなぎ)を上げる際に行なうご祈祷です。棟上(むねあ)げまで工事が進んだ感謝と今後の無事を祈り、建物自体と 匠人(たくみびと)の気持ちを更に引き締め竣工を祈願します。建築詳細を 揮毫(きごう)した 棟札(むなふだ)を授与し、記録として後世に残します。

竣工祭 ( しゅんこうさい ) 完成した建物を祓い清め今後の安全を祈願します。地鎮祭・上棟祭・竣工祭は建築の三大祭といわれ、都合により省略や大工匠(だいくたくみ)による儀式に簡略化されがちですが、一生に一度の重儀は本義である神職を招く事が大切です。
新宅祭 ( しんたくさい ) 個人宅の竣工はいわゆる新宅祭といいます。この際神棚に宮型を設け、神札を納めて家内安全と家族の健康を祈ります。当社では春祈祷(はるきとう)の神符一式を授与し、「火」「水」の災いが無い様特に丁寧にお祓いいたします。
各種清祓 ( かくしゅきよはらえ ) 神社神前に持ち込めない物や、直接現地にて祓う場合は出張祭典としてご祈願いたします。特に多いのは重機や建物の清祓い、除霊(じょれい)等のお祓いもこれに分類されます。
春祈祷 ( はるきとう ) 秋田県全域で行なわれている正月神事。元々各家庭において神恩に感謝し家内安全・商売繁昌・五穀豊穣を祈る家庭祭祀(かていさいし)宅神祭(たくじんさい))で、自宅に神職を招き1月〜3月にかけて神事を行ないます。当地方は集落毎の春祈祷が主流ですが、特別な年や災いの多い年には出張祭典を行なう家庭が多く見受けられます。
お伊勢開 ( いせびら ) 神葬仏葬問わず死後50日後に忌明(きあ)けの祓いを受け、晴れて忌明けとなります。忌中(きちゅう)は宮型の扉を閉め半紙等を張り、忌明けの祓いにより通常の生活に戻ります。秋田県ではこれを特に「お伊勢開き」と称し、その名の通り宮型を開きお伊勢様(神宮大麻(じんぐうたいま) )のお力をお迎えいたします。仏事と神事のけじめをつけず仏葬の流れで行なう方もおりますが忌明け祓いは神職を招き、忌が明けたら神札を受けましょう。
氏神様 ( うじがみさま ) 会社・個人宅等の敷地に(まつ)(やしろ)邸内社(ていないしゃ))の神事。通常は稲荷神や龍神・山神が多いが業種により多様であります。本社例祭日や縁日に併せ祈願いたします。
神道葬祭 ( しんとうそうさい ) 神葬祭(しんそうさい)と称し日本古来の神道による葬祭。仏葬擁護(ぶっそうようご)の国策により我が国の葬儀の多くは仏葬が占めますが、明治維新と共に改宗の声も高くなり死者の不浄を祓い清め、祖霊として子孫を守護下さる神として祀る神葬祭により、葬儀を行なう氏子崇敬者も増えております。当社では特に丁重かつ厳粛に人生の最終重儀を執り行います。

中古住宅や増改築、井戸・便所・門・堀・池・庭木等の取り壊しの場合も、同様に御祈祷申し上げます。又、葬後忌明の神棚祓いとしての「お伊勢開き」や春祈祷・氏神様の出張祭典もお気軽にお申込み下さい。出張祭典お申込みの場合は、ご祈願内容・住所・氏名・電話番号等をお知らせ戴きます。
出張祭典では基本的に、施主様の方で神饌(神様へのお供え物)をご用意戴きます。概ね下記の物をご準備願います。

 1、お米 1升
 2、清酒 2升
 3、魚 尾頭付き1尾(小さい場合は2尾)
 4、野菜 季節の物で3〜5品
 5、果物 季節の物で3〜5品
 6、塩水 各1合ほど
 出張祭典の初穂料の目安は個人20,000円、法人30,000円でございます。「お伊勢開き」や「春祈祷・氏神様」はこの限りではございませんので、お気持ちでお納め下さい。




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